事業案内

介護職員初任者研修事業

2013年4月からヘルパー2級の資格が介護職員初任者研修という名称に変わりました
ホームヘルパー2級が介護職員初任者研修課程に変わることで、何がどう変わるのか?
今持っている資格への影響はどうなるのか?

どうしてホームヘルパー2級から介護職員初任者研修課程に変更されるの?

日本は先進諸国の中で最も高齢化が進んでいます。
65歳以上の人が総人口に占める割合のことを「高齢化率」といいます。
この高齢化率が
7%を超えると「高齢化社会」
14%を超えると「高齢社会」
21%を超えると「超高齢社会」
ということになります。

厚生労働省が発表する人口動態では2011年10月に高齢化率が23.3%となり「超高齢社会」を迎えています。
高齢化が進む中、介護へのニーズは多様化、高度化が求められています。
そこで、今後の介護業界のキャリアパスを現在よりもわかりやすく、介護の仕事で生涯働き続けることができる見通しを持てるようにするため、制度を変更することが決まりました。

結果として「ホームヘルパー2級」が「介護職員初任者研修課程」に変更されます。


今の制度からどのように変更されるの?

現在、介護福祉士を目指す場合は、「ホームヘルパー2級」「ホームヘルパー1級修了者」「介護職員基礎研修課程修了者」など最初に取得した資格とは関係なく、様々な取得経路があったため、学習範囲が重複するなど複雑になっていました。
今後は、新設される「介護職員初任者研修課程」からスタートし、「実務者研修」「介護福祉士」そして「認定介護福祉士(仮称)」というようにステップアップがわかりやすくなります。
養成体系(キャリアパス)が整理され、介護業界で働く人たちの目指す報告がわかりやすく簡潔になります。


ホームヘルパー2級が介護職員初任者研修課程になることで何が変わるの?

「介護職員初任者研修課程」は研修課程全体の時間数は、現在のホームヘルパー2級と同じ130時間ですが、30時間あった施設実習が廃止となり、その分スクーリング(通学)で行う実技の時間が増えます。

また、「ホームヘルパー2級」では、既定の研修を修了した人は誰でもホームヘルパー2級の資格を取得できますが、「介護職員初任者研修課程」では、修了試験が必須となり、全課程修了後に筆記試験が行われます。


今持っているホームヘルパー2級の資格はどうなってしまうの?

ホームヘルパー2級の資格制度は、2013年4月以降廃止となりました。
しかし、2013年4月までに資格を取得している方は、2013年4月以降、「介護職員初任者研修修了者」として介護の仕事に従事できます。